開業準備編 1

こんにちは。 かけだし起業家半沢です。

すでに成功された起業家の皆様の成功体験話ではなく、私の事業構想から各種申請や取り組みなどの起業までの様子をリアルタイムでお伝えする企画です。

リアルタイム更新ですので起業が成功/失敗するか、収益が軌道に乗るかどうか未知数ですが、世の中にいる起業したい・フリーランスで活躍してみたいと考えている方々向けの記録として投稿していきます。

そんな(主に自分が)ハラハラドキドキな企画 第1週目になります。

 

 

記事の構成は書きながら決めていく予定です。
今回は


  1. 進捗報告 --- 前回から進展した内容の報告

  2. Tips共有 --- ロードマップなどの資料作成や各種申請方法など起業する際に共通して必要になりそうな事項の解説

  3. 来週の予定


の3章構成で進めたいと思います。

 

 

まずはこの記事のまとめ


個人的にやっておいて損がなかったと思うのは以下の4つ。

  1. ためしに稼いでみる
    雇用ではない方法でお金を稼げるか試してみるのは大事

  2. 初心に帰る
    起業の動機であったり自分のやりたいことがはっきりしないと稼ぐのも継続するのも難しい

  3. 独立した人へのヒアリング
    良くも悪くも生々しい話が直接話が聞けます

  4. 資産状況の把握
    いつの間にかお金がなくなってしまうような収支バランスでは起業してもうまくいく気がしません…


 

 

進捗報告

さっそく先週からの進捗報告にしようかと思いましたが、それまでに色々活動していた内容があるので、そちらもあわせて紹介したほうが情報の抜けがないかと思いますので、活動内容を時系列にまとめてみました。

 


~2020/09 ためしに稼いでみる --- 軽金属加工受託、3Dプリンタ受託造形、 
                写真、アフィリエイト
2020/10 会計の勉強 --- 損益計算書貸借対照表キャッシュフロー
      資産状況把握1 --- 収入・支出
2020/12~ ためしに稼いでみる --- 株取引

2021/01~ ビジネスモデル調査
2021/06 激務で自分が何したいかよくわからなくなったので初心に帰る
2021/11 資産状況把握2 --- 貯金、収入・支出
2021/12 ためしに稼いでみる --- せどり、NFT
2021/12
~2022/01 独立した人へのヒアリング

2022/02 ハローワーク訪問
2022/03 失業手当、再就職手当、住居確保給付金調査
      簡単なロードマップ作成

2022/04 1週目 通勤定期解約
        社会人時代のメディア露出などの活動内容まとめ
        見積書、注文書フォーマット作成
        1週間単位のロードマップ作成
        KPI, KGI設定
2022/04 2週目 Webサイト作成
        SNSYoutube登録
        PL素案作成&借入検討
2022/04 3週目 学生時代~社会人の論文などの活動内容まとめ
        友人、取引先など連絡先まとめ
        仕事スペース確保


 

あらためて振り返ってみますと2021年の年末あたりから活動内容が起業に向けて具体的に行動を開始したように見えますね。
起業したいという思いは学生時代からあったので何度か「ためしに稼いでみる」というイベントが起こっています。詳細は次章に記載しますが、なかなか稼ぐのは難しいなということと、ビジネス内容そのものよりも自分の向き不向きが巧くいくかどうかの要因として大きい印象でした。
また会社が3末まででしたので4月からは内容が増えてきてます。

2021/12以降の活動の中で
ハローワーク訪問、失業手当、再就職手当、住居確保給付金の調査と、SNSYoutube登録の準備は不要な方もいるかと思いますが、
ほかの内容については時間があるときにやっておくとよいかもしれません。

次章Tips共有では2021年の年末の起業検討段階までで、特に個人的に最初にやっておいて損がなかったと思う4つについて次の章に記載していきます。

 

 

Tips共有

個人的にやっておいて損がなかったと思う4つです。

  1. ためしに稼いでみる

  2. 初心に帰る

  3. 独立した人へのヒアリング

  4. 資産状況の把握

 

1.ためしに稼いでみる

稼がなきゃお金が入ってこない。

当たり前すぎることなんですが、これはヒアリングでも言われましたし言及している書籍もありました。
雇用状態だと給料や賞与が振り込まれるのですが、独立してしまうと自分で注文を取らない限り資金が減少するのみです。
ですのでまずは雇用ではない方法でお金を稼げるか試してみるのは大事だと思います。
私の場合に限らないと思いますが、最初から生活費分を稼げる人はそういないと思います。ですので、まずは1円稼ぐところからスタートしてみました。

やってみた内容
× 軽金属加工受託
× 3Dプリンタ受託造形
× 写真
× アフィリエイト
 株取引
△ せどり
× NFT

この中で2か月以内で1円以上稼げたのは、せどりと株取引でした。とくに株は取引きやリサーチが個人的に苦ではなく一番感触が良かったです。

3Dプリンタ受託造形、軽金属加工受託は本業のノウハウを生かしてやってみようと思ったものです。最初のうちはうまくいけば独立もと考えていましたが、
・初期投資の大きさ
・取引先の確保
・ネットで注文できる安い受託業者との差別化
などの要因により収益化の見込みが全く立ちませんでした。

もう少しスモールスタートでとりあえず1円でもいいから稼いでみる経験をしようということでやってみたのが、アフィリエイトせどり、写真、株でした。
このあたりはネットで調べるとすぐに出てくるやつです。NFTは最近話題になってるやつですね。
ネットでよく見かける副業なだけに本当に稼げるの?と半信半疑の方も多いと思いますし、私も同じ感想でした。
どれも初期費用がほとんどかからないやつばかりなのでとりあえずやってみようと思ってトライしてみました。
この中で手ごたえがあったのは株取引でした。せどりは多少稼ぐことができましたが、継続する自信がなく断念しました。
ほかのものは収益化の見込みが立たないかつ継続も難しそうでした。
ただし、アフィリエイトで収益化している人も何人か聞きましたし、株で失敗している人もいましたので、結局のところ自分に合っているかどうかなのかと思います。

この個人的にあっているかどうかの判断基準としては

       1 2か月以内に1円でも稼げた。
       2 自分の意志のみで継続できそうかどうか

ではないかと思います。

社会人になってから聞いたわりと励まされる言葉に「始めたら50%達成したようなものだ」みたいなのがありました。
最近は頻繁に励まされてる言葉なのにセリフがあいまいなのは申し訳ないですが…
気になったので調べてみたら偉い人が言った言葉のようです。

始めは全体の半ばである。 by プラトン

プラトンさんもこう言っていますし、試してみないと自分に合っているかどうかわからないと思いますので、まずは仕事の帰宅後や週末などの空いた時間にためしに稼いでみて感触を確かめることは大事だと思いました。

 

2.初心に帰る

仕事の量が増えだしたり、とりあえず稼げるかいろいろ試しているうちに、どうして起業したいんだっけ?となったのが2021/06月ごろです。

雇用契約以外の方法でお金を稼いでみる経験自体は大事ですが、2021年の夏あたりはもやもやした状態が続き起業準備に集中できませんでした。
やはり起業の動機であったり自分のやりたいことがはっきりしないと稼ぐのも継続するのも難しいです。

ちなみに私のやりたいことは人間拡張です。
私が前職で企画・開発に携わっていたパワードスーツも人間拡張のひとつになります。

人間拡張って何?という方は以下のリンクを見ていただくとイメージがつかめるかと思います。

みずほリサーチ&テクノロジーズ : 人間拡張:Augmented Human(1/3) 学会や学術雑誌に投稿した論文や自主・共同研究レポート等を掲載しています。 www.mizuho-ir.co.jp  
産総研:人間拡張研究センター 人に寄り添えるセンサ・アクチュエータデバイス、ロボット技術、人の身体力学や感覚・認知科学、産業化に必要なサービス工学や統合 unit.aist.go.jp  

最近、サルの実験がニュースになった起業家のイーロン・マスクが設立したニューらリンク(Neuralink)も人間拡張分野です。

Home Developing ultra high bandwidth brain-machine interfaces to c neuralink.com  

脳とコンピュータが繋がったり、テレパシーで意思疎通ができたりと、いかにもSFのような技術が実現できたらいいなと思います。

人間拡張分野にどうアプローチしていくかは検討中ですが、この分野の仕事をしていて課題と思ったのは以下の2点です。
1番目はどの分野にも当てはまりそうですが…

  1. 開発効率(事務作業、技術の共有化)

  2. 人間の動作や意図を解析するインターフェース技術

現在はこの2点を切り口に起業アイディアを考え中です。

 

3.独立した人へのヒアリング

私がヒアリングした内容は主に以下の4点です。

  1. 起業時の年齢

  2. 起業のきっかけ

  3. 苦労した点

  4. 収益が安定するまでどう食いつないだか

1, 2は起業準備をする上ではそこまで重要ではないのですが、内容が人それぞれで話を聞いてみると興味深いです。

ヒアリングが大事だと思ったのは、その人から直接話が聞けるからです。
3, 4あたりの話はネットや書籍を読むよりも本人に聞いた方が感情込みで様々な情報が得られます。良くも悪くも生々しい話が聞けるので、自分がその状況になったらどうしようと真剣に考えるきっかけになりました。
また、成功の要因はバラバラでも失敗の原因にはパターンがあるとはよく聞くことですが、それが理解できます。
ですので、私の投稿も含めて様々な人の話を聞いてみると良いかと思います。
ちなみに僕が聞いた中では収支のバランスを考えていなかったまたは考えていたけど見通しが甘かったパターンが多いように感じました。
東日本大震災やコロナなど予測不能な部分があり仕方ない部分もありますが、有事の備えは可能であればあった方が良さそうです。

 

4.資産状況の把握

起業に必要になる初期投資額は分野によるので何とも言えませんが、スモールスタートでなるべくコストを抑えて起業すると意外と少なく済むらしいです。
では起業のための貯金は少なくても良いのかというと、そうとも言えないようです。
貯金がたくさんあった方が赤字続きでも倒産するまでの期間が長くなるのでいいに越したことはないと思いますが、どちらかというと大事なのは
収入と支出のバランスがとれているかどうか
のようです。

「4.独立した人へのヒアリング」の経験談にもありますが、収支のバランスが取れない(=赤字)といずれ資金がショートしますし、少しでも収入が上回れば(=黒字)倒産しません。

ちなみに私は貯金が苦手なほうの人間です。社会人になって最初のうちは貯金していたのですが、車を買ったり、サブスクに加入したりしているうちに、気づけばお金が無くなっていました…
計画的に貯金を切り崩すのならいいのですが、いつの間にかお金がなくなってしまうような収支バランスでは起業してもうまくいく気がしません…

というわけで、これはまずいと思い計画的に貯蓄をしている人にアドバイスを聞きつつ収支バランスを見直したのが2020年秋ごろでした。
とりあえず、ストレスが溜まったらアマゾンで買う癖と携帯電話プランと電気会社の見直しを行うなどで支出を抑えました。

コロナの影響でボーナスがなくなり、残業も禁止されるという厳しい状況ではありましたが、2022年1月でなんとか貯金額自己ベストを更新しました。
それでも今の廃業&起業という状況では心もとないというのが正直なところですが、今後も収支バランスは常にチェックしていきたいと思います。
収支バランスについてはビフォーアフターで比較したものを今後記事にするかもしれません。

というわけで個人的にやっておいて損がなかったと思う4つです。
思ったより長くなってしまいました。
ロードマップ作成の話なども書きたかったのですが、長くなったので来週以降に投稿します。

 

 

来週以降

来週は検討中のサービスのソフト開発と外向けの事業内容資料作成を行います。

今日はここまで。ありがとうございました。